エアコンの臭いを徹底除去!自分でできる掃除方法と原因別対策法とは?

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暑い季節になると大活躍するエアコン。でも、いざスイッチを入れた瞬間、「なんだか嫌なニオイがする…」と感じたことはありませんか?

実はその臭いの原因、多くは内部にたまったカビやホコリ。放置しておくと、空気中にアレルゲンが舞い、健康被害につながる恐れもあるのです。

そこで本記事では、エアコンの臭いの原因とその効果的な掃除方法について詳しく解説します。自分でできる掃除のコツから、プロクリーニングの必要性やタイミングまで幅広くカバー。

読み終わるころには、「今年こそ快適にエアコンを使いたい!」というあなたの思いがきっと叶うはずです。健康的で心地よい室内空間作りのため、ぜひ最後までお読みください。

エアコンから臭いがする主な原因

  • エアコンから臭いがする主な原因
エアコンから不快な臭いがするのは、多くの場合、以下が原因です。
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  • カビやホコリが原因の臭い
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  • 生活臭が付着することによる臭い
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  • ドレンホースの詰まりによる臭い
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  • エアコン内部の結露による臭い
ここでは特に代表的な5つの原因を詳しく見ていきましょう。それぞれの原因を知れば、効果的に対策できますよ。

カビやホコリが原因の臭い

エアコン内部はカビが生えやすい構造となっており、ホコリが付着することでさらに臭いが強まる原因になります。主な原因は以下の通りです。
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  • エアコン内部の熱交換器や送風ファンにカビが発生
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  • ホコリがたまることで湿気と結びつき、悪臭の温床に
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  • フィルター掃除だけでは除去できないケースも多い
エアコンのカビ発生は「高温多湿」が主な原因です。特に梅雨時期や夏・冬場の湿度が高い時期には、冷房や暖房の使用後にエアコン内部が結露し、カビが繁殖しやすくなります。

ホコリがその栄養分となってさらに状態が悪化。フィルターを掃除しても、奥深くの熱交換器やファン部分に潜むカビまでは除去できません。

匂いや汚れがひどくなったと感じたら、、エアコンクリーニングを業者に依頼する方法がおすすめです。業者による分解洗浄では、熱交換器や送風ファン、ドレンパンなどの奥の部品までしっかり洗浄でき、再発も防げるでしょう。プロの清掃なら、専用器具と薬剤を活用しつつ、しっかり乾燥まで行えるため安心です。

生活臭が付着することによる臭い

エアコンは室内の空気を循環させているため、生活に由来する臭いが内部に蓄積しやすいです。該当する臭いの例は以下のものがあります。
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  • キッチンの油や料理くず、タバコなどの室内臭がエアコンに吸着
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  • 長期間使用することで、風に乗って臭いが部屋に戻る
生活臭とは、料理の油や焦げ・調理中に発生する蒸気・香水やたばこの煙など、人間の生活で日常的に発生するにおいを指します。

においはカーテンやソファはもちろん、エアコンにも付着します。特に油分が多いキッチン付近では、油煙がエアコン内部に入り込み、熱交換器やファンにこびりついてしまうケースも。

生活の臭いは掃除で落とすのが難しく、フィルターの洗浄だけでは不十分です。特に油分を含んだ臭いは頑固で、水で落ちにくい性質があるのが特徴。

エアコンクリーニングにより専用洗剤で分解・除去が必要です。使用後に「送風運転」をして、内部の湿気を取り除けば、油分の劣化や酸化による臭い発生を防ぐ効果があります。

ドレンホースの詰まりによる臭い

エアコン内部で発生した水分はドレンホースから排出されますが、ドレンホースの詰まりが臭いの原因になるケースがあります。主な状況は以下の通りです。
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  • 室外のドレンホースに水やゴミがたまり、悪臭を放つ
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  • ホース内の水が逆流し、室内に臭いが戻ることがある
エアコンでの冷房や除湿運転時に発生する結露水は、ドレンパンからドレンホースを通じて屋外に排出されます。しかしホース内にホコリやゴミ・カビが詰まると水の流れが悪くなり、水がホース内に溜まって悪臭の原因となります。

詰まりがひどくなると、水が逆流し、エアコン本体や室内に臭いが戻ってくる可能性も。

臭いを防ぐには、1〜2ヶ月に一度程度、室外機近くのドレンホースをチェックし、目詰まりがないか確認しましょう。

ペットボトルから水を流す軽いセルフメンテナンスでも効果はありますが、詰まりが深い場合や高所設置の場合は、業者依頼がおすすめです。

業者なら高圧洗浄でホース内部までクリーニングし、水の流れを元通りにしてくれます。

エアコン内部の結露による臭い

エアコンの運転後に内部が湿ったままだと、カビや雑菌が繁殖しやすくなります。結露による臭い発生の主な要因は以下の通りです。
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  • 運転終了後、内部に残った湿り気が蒸発し、カビ発生の温床に
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  • 特に冬の暖房・夏の冷房使用後に結露しやすい
エアコン運転後に内部が高湿度となる原因は、冷房使用時の温度差と暖房使用時の室温差によるものです。

運転停止後にも熱交換器には多量の水分が残り、送風ファンを停止してしまうと内部が湿った状態で放置されます。

湿気こそが、カビや雑菌繁殖の原因といえるでしょう。初めは軽い臭いでも、放置すると強いカビ臭や雑菌臭になり、気分を害するかもしれません。

予防策として、運転終了後に「送風モード」に切り替え、約10〜15分間風だけを送り続ける方法がおすすめです。熱交換器やファンに残った湿気を乾燥させ、カビの発生を未然に防げます。さらに定期的なフィルター掃除とエアコンクリーニングを併用すれば、臭い対策の精度が一気に高まるでしょう。

自分でできるエアコンの臭い取り掃除方法

  • 自分でできるエアコンの臭い取り掃除方法
専門業者に依頼する前に、まずは自宅でできるケア方法を試してみましょう。ここでは初心者でも取り組みやすい方法を解説します。

フィルター掃除の基本手順(30分で完了)

フィルター掃除はエアコンの臭い対策の基本。30分あれば、取り外しから洗浄・乾燥まで完了します。手順は以下の通りです。
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  • フィルターの取り外し
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  • ホコリを掃除機で吸引
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  • 水洗い&自然乾燥
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  • フィルターを元どおりに取り付け
フィルター掃除は、臭い対策入口ともいえる重要作業です。まずエアコンの電源を必ず切り、プラグを抜きます。

フィルターは本体上部のカバーを開ければ簡単に取り外せるケースが多く、ホコリが奥の部品に入り込む前に掃除機で表裏を丁寧に吸い取ります。

次に、シャワーや蛇口の水でぬるま湯に当てながら、水流でホコリを押し出す感覚で洗いましょう。

洗剤不使用が基本ですが、油分・生活臭が付いている場合は中性洗剤を少量使うと効果的です。

水洗い後は、影干しや風通しのよい室内に置き、完全に乾燥させるのがポイント。湿ったまま取り付けるとカビ繁殖の原因になるため、触っても冷たさが感じられないまで乾かしましょう。

乾燥時間は20〜30分見て、天気や湿度によります。最後に、フィルターを元に戻し、作動確認をして掃除完了です。

定期的には、1〜2週間に一度のフィルター掃除が望ましく、臭いの予防や冷房・暖房効果の維持に役立ちます。初めての方でも30分ほどでできる簡単工程ですので、まずここから始めてみましょう。

フィルターの取り外し方と掃除のコツ

フィルター掃除の最初のステップは取り外しです。以下の要点を押さえてスムーズに作業しましょう。
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  • カバーは爪を押すだけで開くタイプが多数
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  • フィルターの端を持ち、垂直に引き抜く
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  • 両面のホコリを軽く払い落とす
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  • 汚れの激しい面は掃除機をかけたあとに水洗い
エアコンのフィルターは「爪」や「レール」に引っかかって固定されているのが一般的です。作業前にカバー部分の表示や取扱説明書で手順を確認し、無理に力を加えず優しく扱いましょう。

取り外したフィルターは、最初に手や掃除機で大まかなホコリを取り除いてください。これだけで表面の埃の約7〜8割は除去できます。

水洗いの前に掃除機を使えば、水に含まれる微小なホコリが水中に入るのを防げます。特に掃除機のブラシノズルを使うことで網目に詰まったゴミも浮き上がりやすくなりますよ。

両面ともきれいに処理したら、ホースやシャワーで水圧を優しく掃除しましょう。すすぎ残しがないようにし、水が透明になるまで流すのがポイントです。

水洗いの正しい方法と乾燥のポイント

フィルターは水洗いしてからしっかり乾かすことで、臭いやカビの予防が期待できます。以下の手順で洗いましょう。
  1. ぬるま湯で表裏を優しく洗う
  2. 中性洗剤を使う際は泡でつけ置き数分
  3. 流すときは水圧を弱め、フィルター面に直撃しないように
  4. 風通しの良い場所で自然乾燥(陰干し)
洗剤を使う場合は、泡立ててからフィルターに塗り、細かい網目に汚れが入り込むように優しく押し洗いします。

ぬるま湯で洗うと汚れも落ちやすく、フィルターが柔らかくなり折れにくくなりますよ。水流は強いとフィルターの形状が変わったり網目が切れる場合があるため、優しく流すのがコツです。

すすぎ残しがあると洗剤成分がフィルターに残り、臭いやカビの原因になる可能性もあるため、水が透明になるまでよく流します。

乾燥は直射日光を避け、風通しの良い室内で陰干しするのがベスト。乾いたかどうかは、触って軽く曲げ閉じたときに冷たさや水滴が残っていないか確認しましょう。完全乾燥が不十分だと取り付け後に臭いの元になります。

送風運転を活用した臭い除去法

送風運転は手軽な内部乾燥対策で、運転後の湿気を飛ばし臭いの発生源を減少させます。以下の方法を参考にしてください。
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  • 冷房・除湿運転終了後に「送風モード」を10〜15分稼働
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  • 部屋の窓や扉を開けて風通しを良くする
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  • 室外機の周囲も掃き掃除で埃を除く
冷房や除湿をした後は、エアコン内部に熱交換器やドレンパンに水分が残りやすい状態です。もし湿度が放置されると、カビや雑菌の温床となり、臭いの原因になります。

臭いが気になるようなら「送風モード」に切り替えてみてください。水分を風で飛ばし内部を乾燥させられます。10〜15分ほどの運転で湿度が軽減されるとされており、簡単で効果的な方法です。

さらに窓を開けて換気しながら送風すると、湿気と内室空気が一緒に流れ出し、より乾燥しやすくなります。

また外の空気を取り入れれば、温度差による結露のリスクも軽くなるでしょう。室外機付近にホコリが溜まっていると運転効率が落ちるため、落ち葉や枯れ草などゴミは掃除しておくのがおすすめです。

冷房後の送風運転でカビを予防する

冷房使用後は、送風運転で内部乾燥がおすすめです。以下のポイントを押えながらやってみてくださいね。
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  • 冷房停止後に即送風モードへ切替
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  • 風量は中〜強で10〜15分稼働
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  • フィルターの乾燥も兼ねて送風を続ける
冷房運転終了直後の内部は、温度差で大量の結露が発生しています。状態を放置すると、水滴がカビや菌の繁殖に最適な環境となるため注意しましょう。

送風モードの風量を中〜強に設定しながら10〜15分運転すれば、送風口から出る風が内部を循環させ、湿度を飛ばせます。またフィルターも乾燥しており、次回運転時の吸気効率もよくなります。

なお送風運転中は部屋中が少し寒く感じる場合がありますが、換気を合わせて行えば気温変化を和らげられます。

習慣として冷房シーズン中に取り入れれば、内部のカビ発生率を大幅に抑制し、臭いの元を根本から減らせるでしょう。

窓全開での運転で臭いを一気に除去

送風運転中、窓やドアを全開にすれば臭いの滞留を防げます。ポイントは次のとおりです。
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  • 窓を開けて風の通り道を確保
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  • 部屋と廊下などに換気ルートを作る
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  • 送風運転と換気を同時に10分以上行う
部屋の臭いは空調設備内で滞るケースがあり、送風だけでは完全に追い出せません。そのため窓やドアを開けてクロス換気(風の通り道)を確保しましょう。

送風運転をしながら窓を開ければ、エアコン内部の湿気と同時に部屋の古い空気も換気され、新鮮な空気と入れ替わりますよ。

特に閉め切りがちな寝室やリビングでは、湿気や臭いがこもりがちです。そのため送風モードと換気を合わせれば、熱交換器周辺の結露水も乾燥しやすく、湿度と臭いや溜まるのを防げますよ。空気の入れ替えを10分以上続け、部屋の空気を循環させましょう。

内部クリーン機能の効果的な使い方

最近のエアコンには「内部クリーン機能」が搭載されており、活用すれば臭い予防とカビの発生を防げます。以下の使い方を参考にしてください。
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  • 運転後・スケジュール設定で自動乾燥
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  • モード選択で「内部クリーン」や「熱交換器乾燥」設定
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  • メーカー別に指示に従って設定を行う
内部クリーン機能は、エアコンを停止した後に自動で一定時間送風や加熱運転を行い、内部の湿気を乾燥させるモードです。

機種により「アフタークリーン」「熱交換器クリーン」「内部乾燥」など呼ばれますが、目的は同じです。特にスケジュール予約で運転後に自動作動する設定ができるタイプはおすすめです。

内部クリーン機能を毎回の運転終了後にONにすれば、内部を乾かせるため、カビ抑制や臭いが軽くなります。

エアコンの取扱説明書には設定方法が詳細に記載されているため、チェックしてみるとよいでしょう。まリモコンに「内部クリーン開始」ボタンがある場合は押すだけでOKです。

臭い予防に役立つ機能設定

内部クリーン機能だけでなく、モード設定も併用すれば臭い予防に役立ちます。以下の機能も使って見てください。
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  • タイマー運転で運転終了時刻の10分後に乾燥運転オン設定
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  • 湿度センサー搭載機種は湿度に応じて自動乾燥起動
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  • 強制内部乾燥スケジュールを週1〜2回設定
多くのエアコンでは「おまかせ皮脂乾燥」「内部乾燥タイマー」など乾燥関連の機能が充実しています。臭いの予防には、運転終了後だけでなく、梅雨・雨天・真夏などの湿度が高い日に使うのもおすすめ。例えば「土曜日は予備送風をプラス30分」など、日常に上手く取り入れましょう。

また湿度センサー付き機種ならリアルタイムで内部湿度を測り、カビが繁殖しやすくなる前に乾燥運転を始めてくれます。

メーカー別の内部クリーン機能の設定

ここでは、主要なメーカー別に、内部クリーン機能の名称や設定方法を簡単に整理しました。下記メーカーのエアコンを使っている人は、参考にしてくださいね。
メーカー 機能名 設定のポイント
パナソニック 「内部クリーン運転」 リモコンの「クリーン」ボタンを押すだけ
ダイキン 「ストリーマ乾燥」 運転後に自動で送風+ストリーマ放電
三菱電機 「内部クリーン」 タイマー設定で運転後に乾燥運転可能
東芝 「カビバスター」 リモコン操作とスケジュール設定両対応
日立 「乾燥クリーン」 強弱を選んで送風時間を設定できる
各社の内部クリーン機能は基本的な目的は同じでも、使い勝手に違いがあります。パナソニックの「内部クリーン運転」は手軽さ重視で、ボタンひとつで送風を行い、初心者にも扱いやすい仕様です。

ダイキンは独自の「ストリーマ放電」技術で抗菌・脱臭も同時に行うため、カビ抑制に加え臭い対策にも向いています。

また三菱や東芝は、タイマーやスケジュール設定が可能なので、生活リズムに合わせて自動化でできる点が魅力です。

日立のモデルは乾燥時間・風量を調整できる点が特徴で、家族構成や使用シーンに合わせた細かい設定が可能。

それぞれの取扱説明書やメーカー公式サイトを確認しながら、お使いのエアコンに合った設定を行いましょう。

エアコンを掃除せず臭いを放置するとどうなる?

  • エアコンを掃除せず臭いを放置するとどうなる?
「最近エアコンから嫌な臭いがするけれど、まだ使えているから大丈夫かな?」とつい放置していませんか?

実はエアコン内部の臭いを放っておくと、冷暖房効率の悪化、健康への悪影響・故障のリスクまで広がります。以下でその主な影響を詳しく見ていきましょう。

冷暖房効率の低下と電気代の上昇

エアコン内部が汚れると熱交換効率が悪化し、余計な電力を消費する原因になります。特に以下の状態に注意しましょう。
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  • 熱交換器やフィルターにホコリ・カビが付着し空気の流れが悪化
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  • 設定温度に到達しづらくなり、稼働時間が延長
  • Check
  • 必要以上の電力消費により電気代が上昇
エアコンの内部は、空気を冷やして温める熱交換器と、空気を吸い込むフィルターが重要な役割を担っています。

しかしホコリやカビが溜まると、空気の流れがスムーズに行われなくなり、冷暖房効果が下がるため注意が必要です。そのためエアコンはより長時間、より強い力で稼働せざるをえません。

たとえばフィルターにホコリが詰まった状態では風量が約20〜30%も低下するというデータもあります。

そのため室内の設定温度に達するまで通常より多くの時間とエネルギーが必要になるでしょう。当然ながら、その分の電気代は上がり、月々の光熱費に影響を与える恐れもあるのです。

またエアコンの消費電力は稼働初期の立ち上がり時や高出力時が高くなるため、効率が悪い状態では電力のムダ遣いを行っているのと同じです。快適な室温を保つためにも、定期的な掃除をしましょう。

カビアレルギーやアトピーなどの健康被害

エアコン内部で発生したカビや菌が室内に拡散されれば、次の健康リスクが起る可能性があります。
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  • カビの胞子が空気中に飛散し、アレルギー症状を引き起こす
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  • 免疫力の低い子どもや高齢者の呼吸器系に悪影響
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  • 皮膚疾患(アトピー性皮膚炎など)の悪化リスク
エアコン内部が汚れている場合、最も怖いのがカビや雑菌の繁殖による健康被害です。特にカビの胞子は非常に軽く、エアコンの風とともに室内に散らばります。

そのためアレルギー性鼻炎や喘息・咳・くしゃみといった呼吸器系のトラブルが起きやすくなるのです。

さらに免疫力がまだ十分に発達していない乳幼児や、免疫機能が低下している高齢者にとっては、カビ胞子の影響は深刻な問題となるでしょう。慢性的な鼻づまりや呼吸困難を引き起こし、医療機関への受診が必要になるケースも。

またカビやダニ由来のアレルゲンが皮膚から吸収され、アトピー性皮膚炎が悪化する例も報告されています(※)。
※引用:日本アレルギー学会

特に夏や梅雨時期など湿度が高くカビが繁殖しやすい季節には、エアコンの内部に大量のカビが生息しているケースも多いため注意が必要です。健康被害を未然に防ぐためにも、定期的な内部清掃は欠かせません。

故障やトラブルの原因に

臭いの元を放置していると、エアコン自体の故障や重大なトラブルにつながる恐れがあります。特に以下の状況に注意しましょう。
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  • ドレンホースの詰まりによる水漏れ
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  • ファンモーターや熱交換器への負荷増加
  • Check
  • 異常停止やエラー発生の頻度が増加
エアコン内部に汚れやカビが蓄積すると、単に臭いが悪化するだけでなく、機器の動作に悪影響を及ぼします。

たとえば冷房時に発生する結露水がドレンホースに詰まった汚れによって排出されなくなり、室内への水漏れトラブルが発生するケースが少なくありません。

またファンやモーター部にホコリやカビが付着すると、回転がスムーズにいかなくなり、負荷がかかればモーターの焼き付きや故障リスクが高まります。最悪の場合、部品交換や高額な修理費用が発生する恐れもあるでしょう。

さらにエアコンのエラーが頻発し、動作停止に至る可能性も。状況によっては本格的な修理対応が必要となり、費用や時間が大きくかかります。

完全に壊れてしまう前に、プロの業者による内部クリーニングを依頼し、定期的にメンテナンスを行いましょう。

臭い対策のエアコン掃除でNGな行動

  • 臭い対策のエアコン掃除でNGな行動
エアコンの臭いが気になると、つい自己流でなんとかしようと試みたくなるもの。しかし、間違った掃除方法や対処法は、かえって臭いを悪化させたりエアコンを故障させたりする原因になります。特に以下の行動には注意してください。
  • Check
  • 消臭スプレーを直接吹きかける危険性
  • Check
  • 濡れたままフィルターを取り付ける問題点
  • Check
  • 強引な分解掃除による故障リスク
ここではエアコンの臭い対策で絶対に避けたいNG行動を詳しく解説します。参考にしながら、正しい方法でケアを行いましょう。

消臭スプレーを直接吹きかける危険性

市販の消臭スプレーをエアコン内部に直接吹きかけると、以下の状況に陥る可能性があります。
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  • 内部に湿気がこもり、かえってカビが繁殖しやすくなる
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  • 電子部品やモーター部に液体が付着し故障の原因に
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  • 一時的に臭いを誤魔化しても根本的な解決にならない
消臭スプレーは手軽に使用できるため、エアコンの臭いが気になった際に試してみたくなるかもしれません。

しかしスプレーによってはエアコン内部の電気部品や基板に液体が付着し、ショートや誤作動を引き起こす可能性があります。

さらにスプレー成分が熱交換器や送風ファンに残ると、そこに湿気が絡み、かえってカビや雑菌が繁殖しやすい環境を作ってしまう恐れも。

またスプレーの芳香剤成分が臭いを一時的に抑えているだけの場合が多く、根本的なカビやホコリの除去にはなりません。

そのため数日後には以前よりも強い臭いが発生してしまう可能性も…。臭いの原因を確実に取り除くためには、分解洗浄などの専門的なクリーニングが必要です。自己判断でのスプレー使用は避け、プロへの依頼を検討しましょう。

濡れたままフィルターを取り付ける問題点

フィルター掃除後に濡れたまま取り付けてしまうと、以下のトラブルにつながります。
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  • 内部で湿気がこもりカビや雑菌が急速に繁殖
  • Check
  • 臭いの原因となり、むしろ逆効果になる
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  • フィルターの劣化や形崩れを早めてしまう
フィルターの水洗いはエアコン掃除の基本ですが、乾燥工程を忘れると大きな問題を引き起こします。

濡れたフィルターを取り付けると、内部の空気循環が湿気を含んだ状態で行われるため、カビや雑菌が急速に繁殖する原因に。

特に冷房運転中は熱交換器にも結露が発生しやすいため、湿気とカビの悪循環に陥る恐れがあります。

またフィルター自体が変形しやすくなり、正しい位置に収まらなかったり、通気性が悪化する恐れも。

エアコン全体の運転効率が低下し、結果的に電気代が上がってしまう恐れもあるため注意が必要です。そのためフィルターは必ず完全に乾燥させてから取り付けましょう。

触って冷たさが残っていない状態が乾燥完了の目安ですので、時間に余裕を持った作業がおすすめです。

強引な分解掃除による故障リスク

自分で分解掃除を行う場合、以下のトラブルが発生する恐れがあるため、あまりおすすめはできません。
  • Check
  • 精密な電子部品や配線を傷つけてしまう
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  • ファンや熱交換器の破損につながる可能性
  • Check
  • 保証対象外になり修理費用が高額になることも
エアコン内部のカビや臭いが気になると、動画やネット記事を見て「自分でも分解掃除ができそう」と思う方もいるかもしれません。

しかしエアコンは非常に精密な機器であり、分解には専門知識と専用工具が必要です。無理にカバーを外そうとするとツメを折ったり、基板にダメージを与えてしまう危険があります。

特に送風ファンや熱交換器は繊細な構造になっており、わずかな曲がりや傷でもエアコンの性能が低下する恐れが。

さらに、自身で行って壊してしまうとメーカー保証の対象外となり、修理費用が高額になるケースもあります。

一般の家庭では、フィルター清掃や外側の簡易掃除までに留め、内部洗浄はプロの業者に依頼するのが安心・安全な方法です。

エアコンの臭いを予防するための日常ケア

  • エアコンの臭いを予防するための日常ケア
エアコンからの不快な臭いは、一度発生すると取り除くのに手間も費用もかかってしまいます。だからこそ、日頃からの予防ケアが大切です。

ここでは、自宅で簡単に実践できる日常的なエアコンケアのポイントをご紹介します。習慣的に取り入れれば、エアコンの臭いをぐっと減らせますよ。

定期的な掃除の方法!頻度と手順とは?

エアコン内部にホコリやカビが溜まる前に、定期的な掃除を行うのが臭い予防の基本です。掃除の頻度と手順は以下の通りです。
  • Check
  • フィルター掃除:2週間〜1ヶ月に1回を目安に実施
  • Check
  • 外装パネルの拭き取り:1ヶ月に1回程度
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  • 送風ファンや吹き出し口の掃除:シーズン前後に実施
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  • プロによる内部クリーニング:1年〜2年に1回を推奨
エアコンの臭い予防には、まず「フィルター掃除」が欠かせません。フィルターは室内の空気中に漂うホコリや花粉、カビの胞子を捕集する役割があり、詰まると空気の流れが悪くなり臭いの原因になります。そのため掃除機で両面のホコリを吸い取り、水洗いをして完全乾燥させてから取り付けるとよいでしょう。頻度は2週間〜1ヶ月に1回が理想的ですが、ペットを飼っている家庭やキッチンの近くに設置されている場合は、より頻繁な掃除が必要になるケースもあります。

また外装パネルや吹き出し口にもホコリや油分が付着しやすいため、柔らかい布で優しく拭き取るのがおすすめ。

送風ファンは自力での掃除が難しいため、簡易的なブラシや市販のエアコンクリーナーを活用し、定期的にプロのクリーニングを併用しましょう。

内部クリーニングは1年〜2年に1回を目安に、プロ業者に依頼して徹底的に洗浄してもらうと安心です。

オフシーズンのメンテナンス方法

エアコンを使用しない期間にも、メンテナンスを怠ると臭いの原因となるカビやホコリが内部に溜まりやすくなります。オフシーズンのメンテナンスとして以下の対策を行いましょう。
  • Check
  • 運転終了後は送風モードで内部を乾燥
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  • フィルターと外装パネルを掃除してから休止
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  • 電源プラグは差したまま、定期的に内部クリーン機能を活用
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  • 室外機周辺も清掃して通気性を確保
冷房や暖房の使用が終わり、エアコンをしばらく使わない時期には、内部をしっかり乾燥させてから休止します。運転停止直後は内部に湿気が残りやすいため、「送風モード」を10〜20分程度使用して、結露や湿気を飛ばしておきましょう。カビの発生リスクが大きく下がります。

さらに休止前にはフィルターや外装パネルの掃除も忘れずに。ホコリを放置するとカビの栄養源になるため、清潔な状態で保管しておくことが臭い予防につながります。

電源プラグは差したままにしておくと、内部クリーン機能を活用しやすく、定期的に内部を乾燥させられますよ。

また室外機周辺に落ち葉やゴミが溜まっていると換気効率が下がり、エアコン全体の性能が低下することもあるため、こまめな清掃を行いましょう。

室内環境を整えて臭いの原因を減らす

エアコン自体の掃除に加えて、過ごしやすい室内にするのもおすすめです。以下の点を意識してみましょう。
  • Check
  • 室内の湿度管理を徹底する(50〜60%程度が理想)
  • Check
  • こまめな換気で新鮮な空気を取り入れる
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  • キッチンや喫煙エリアの臭いがエアコンに吸い込まれないよう工夫する
  • Check
  • 空気清浄機を併用してホコリや臭い成分を減らす
エアコンの臭いは、内部の汚れだけが原因ではありません。室内の環境を少し整えるだけでも、改善が可能です。

特に大切なのは湿度管理で、高湿度のまま運転すると内部で結露が生じやすくなり、カビや雑菌が増えてしまいます。

そのため除湿機や加湿器を活用して50〜60%程度の湿度を維持すると、カビのリスクを下げられますよ。

また室内の換気を定期的に行い、新鮮な空気を取り入れれば臭いが溜まるのを防ぎます。キッチンでの調理時は換気扇を使用し、喫煙する場合はできる限りエアコンから離れた場所を選ぶと、臭いがフィルターや内部に吸着しにくくなるでしょう。

さらに空気清浄機を併用すれば、空気中のホコリや臭い成分をスムーズに除去でき、エアコンの臭い予防がさらに予防できます。日頃から室内環境の工夫を取り入れれば、エアコン内部の清潔さを長く保てるでしょう。

エアコンの臭いが消えないときの対処法

  • エアコンの臭いが消えないときの対処法
自分でフィルター掃除や送風運転など基本的な対策をしても、エアコンの臭いがなかなか取れない…。原因は内部の奥深くにまで汚れやカビの蓄積かもしれません。

そのまま放置すると悪化する恐れがあるため、早めの対処が必要です。ここでは、臭いが消えないときに取るべき対応策をご紹介します。

エアコンクリーニング業者に依頼する

セルフケアで取り切れない臭いには、プロのエアコンクリーニング業者への依頼が効果的です。依頼するメリットには以下があります。
  • Check
  • 分解洗浄で内部のカビや汚れを徹底除去
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  • 専用機材と薬剤による高い洗浄効果
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  • 臭いの再発を防止するメンテナンスアドバイスが受けられる
  • Check
  • 安全・確実な作業でエアコンの寿命も延ばせる
エアコン内部の熱交換器や送風ファン、ドレンパンは、家庭での掃除ではなかなか手が届きません。そのためカビやホコリが大量に付着していると、フィルター掃除だけでは臭いを解消できないのです。

プロのエアコンクリーニング業者は、専用の分解工具と高圧洗浄機を使用して、内部の汚れやカビを徹底的に除去します。

またプロ用の洗浄剤は安全性が高く、臭いの元となる菌やバクテリアまでしっかり除去可能です。

さらにクリーニング後は臭いの再発を防ぐための使用法やお手入れ方法についてアドバイスをもらえる点も大きなメリット。安全に作業してくれるため、エアコン本体へのダメージの心配もありません。

結果としてエアコンの効率が向上し、電気代の節約や本体の寿命延長にもつながります。もし何度セルフケアをしても臭いが残っている場合は、迷わずプロに依頼するのがおすすめです。

エアコンの買い替え

長年使用したエアコンや、クリーニングしても臭いが取れない場合は、買い替えも視野に入れましょう。判断のポイントは以下の通りです。
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  • 使用年数が10年以上経過している
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  • 内部の部品や配管の劣化が進んでいる
  • Check
  • 何度クリーニングしても臭いが再発する
  • Check
  • 最新の省エネモデルに買い替えることで電気代の節約が可能
エアコンは使用年数が10年以上経過すると、内部部品や配管の劣化が進み、臭いの原因となるカビや汚れが除去しきれない場合があります。

特に熱交換器やドレンパンが劣化していると、いくらクリーニングをしても完全に臭いを取り除くことは難しいでしょう。

また古いエアコンは省エネ性能が低いため、電気代を節約するなら、最新モデルへの買い替えもおすすめ。

加えて最近のエアコンには内部クリーン機能や抗菌・防カビ加工が施されている機種も多く、臭い対策の面でも安心して利用できます。

もしクリーニングを複数回行っても改善が見られない場合や、本体の故障が頻発するような場合は、新しいエアコンへの買い替えを検討しましょう。長期的に見ればコスパが良く、快適な部屋が手に入ります。

エアコンの取れない臭いの掃除はハウスクリーニング王子にお任せください!

  • ハウスクリーニング王子にお任せ!
「セルフケアではどうしても取れない」「プロに安心してお願いしたい」そんなときは、ハウスクリーニング王子にぜひお任せください。

当社はエアコンの臭いに特化した徹底クリーニングを行っており、多くのお客様からご満足の声をいただいております。

ハウスクリーニング王子では、単なる表面の清掃にとどまらず、エアコン内部の汚れや臭いの根本原因にアプローチするサービスを実施。高圧洗浄機を使って熱交換器や送風ファン・ドレンパンなど通常手の届かない箇所まで徹底的に洗浄し、頑固なカビや臭いを取り除きます。

事前にしっかりとした見積りを提示するため、追加料金の心配もありません。「エアコンの臭いがなかなか取れない」「健康面が心配」という方は、ぜひハウスクリーニング王子のプロの技術をお試しください。快適な室内空間作りを全力でサポートいたします。
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